2月9日から13日ころを七十二候では黄鶯睍睆(こうおうけんかんす)と書いて「うぐいすなく」と読みます。
睍睆は鳴き声の良いという意味のようです。
鶯の心地よい鳴き声をよく耳にするのは
もう少し若葉が緑になってくる頃のように思いますが、
いまはまだまだ慣れない鳴き声ながら、
鶯が春を告げる鳥として、古くより
鶯の初音、春告鳥など、初春を感じさせる鳥として大切にされてきたことが伺えます。
先日の雪模様でまだ春は先のように感じられますが
きっと昔の人たちも、早く暖かくならないかなと心待ちにする思いを
鶯の姿や梅の花を見て、鶯の心地よい鳴き声を想像し
まだ寒さの残るこの時期、暖かい春への思いを募らせていたのだろうと。
妙に共感してしまいます!
写真は2月18日からはじまる
松木風太さんの作品展の案内です。
https://www.at-s.com/sp/event/article/art/1021925.html
ポップで色鮮やかな作品が鶯の鳴き声のように軽快に春を感じさせてくれる気配です!
ビストロラグレーネ tel 054-266-3311